埼玉新聞

 

浦和麗明高の書道部員ら、闇バイト加担防止を呼びかけ JR浦和駅周辺で活動…「闇」と大きく書いた作品掲示、危険性伝えるチラシなど配布 啓発品にはロッテ浦和工場のチョコも

  • チョコなどの啓発品を配って闇バイトの危険性を伝えた浦和麗明高校書道部の部員ら

    チョコなどの啓発品を配って闇バイトの危険性を伝えた浦和麗明高校書道部の部員ら=14日午後、さいたま市浦和区のJR浦和駅西口ロータリー

  • チョコなどの啓発品を配って闇バイトの危険性を伝えた浦和麗明高校書道部の部員ら

 14日のホワイトデーに合わせ、県警はさいたま市浦和区のJR浦和駅周辺で、闇バイト加担防止キャンペーンを行った。浦和麗明高校の書道部などが啓発品を配りながら、ホワイトデーになぞらえて「『ホワイト案件』は闇バイト」と注意を呼びかけた。

 同校の書道部は2月13日に開催された闇バイト加担防止キャンペーンに参加し、「闇バイト加担防止サポーター」に任命された。前回のキャンペーンでは2メートル四方の紙に大きく「闇」と書いた揮毫(きごう)作品を掲示。今回も同様に貼り出した。

 駅周辺では揮毫作品を入れた闇バイトの危険性を伝えるチラシや、ロッテ浦和工場の協力によるチョコレートを配った。

 同部部長の鈴木優奈さん(17)は「闇バイトに引っかからないように学んでおくことが大切と広めたい」と思いを込めてチラシを配った。副部長の森百叶さん(17)は「闇バイトについて知る良い機会になった」と話していた。

 県警少年サポートセンターの浦住健一所長は「交流サイト(SNS)で見かけたホワイト案件には応募せず、応募してしまったとしても早めに警察へ相談して」と呼びかけていた。

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