埼玉県などは6日、2043人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。前週同一曜日から千人以上増え、4月29日以来68日ぶりに2千人を上回った。死者の発表はなかった。感染者の内訳は、県発表が1127人、さいたま市544人、川口市163人、川越市87人、越谷市122人。

　累計感染者は56万7305人（チャーター便帰国者含む）、死者は1665人（6日午後7時現在）。

　5日夜時点の重症者は3人、感染者の入院は275人、ホテル療養385人、自宅療養7180人。退院・療養終了は56万4581人。

　県管轄で詳細が判明したのは、未就学児～90代の男女1127人。そのうち、みなし陽性は17人。クラスター（感染者集団）関連はこれまで感染者が出ていた医療機関と高齢者施設の2施設で、それぞれ15人、9人に上った。会食で感染が疑われるのは20～70代の男女24人。ワクチンを3回接種していた10～90代の男女344人、2回接種していた10歳未満～70代の男女254人が感染した。今月4回目の接種を受けた70代男性も感染した。

　さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満～90代の男女544人。うち10歳未満の1人と80代の2人、90代2人の計5人が中等症。

　川口市によると、新たな感染は10歳未満～90代までの男女163人。保育園では1園で園児1人が感染し一部休園に入った。休園はこの園のみ。学級閉鎖は2小学校で2学級。

　川越市によると、未就学児を含む10歳未満～80代の男女87人の感染を確認した。

　越谷市によると、新たに感染が判明したのは10歳未満から90歳代までの男女122人だった。市内医療機関で発生したクラスターでは、新たに11人の感染が判明、これまでに計29人の陽性が確認されている。