車とおまえボコるか、どっちがいい…女子中学生2人とドライブした男性2人、公園で襲われる 清掃員の20歳ら逮捕、強盗の疑い 現金欲しくて男性を殴り、コンビニに連れて行くもATMで残高不足…公園に戻って殴る蹴る
越谷市内の公園で男性2人が暴行され現金などを奪われた事件で、県警少年課と越谷署は18日、強盗未遂と強盗の疑いで、越谷市の清掃員の男(20)と草加市の塗装工の男(19)を新たに逮捕した。清掃員の男は犯行当時19歳で、県警は氏名を公表しなかった。
逮捕容疑は共謀して、2月1日午前1時半ごろから午前2時5分ごろの間、越谷市大林の公園で、川崎市の飲食店店員の男性(21)をバールのようなもので殴打し、付近のコンビニエンスストアのATMで現金を引き出させようとしたが、残高不足で公園に引き返し、殴る蹴るの暴行を加えた疑い。川崎市のとび職男性(20)をバールのようなもので殴打した上で脅迫し、現金2千円やたばこ14箱など(時価合計7500円相当)を奪った疑い。
県警は強盗未遂と強盗容疑で17~20歳の少年や男3人を逮捕しており、今回逮捕された2人とは先輩後輩の関係とみている。現場に他にも数人いたとみて調べている。
■女子中学生は容疑者と面識あり(以下、初報記事)
越谷市内の公園で男性2人に暴行して現金などを奪ったとして、県警少年課、越谷署は10日までに、強盗未遂・強盗容疑の疑いで、吉川市きよみ野4丁目の建設作業員の男(20)と同市の建設作業員の男(18)、同市の高校生の少年(17)を逮捕した。
逮捕容疑は2月1日午前1時半ごろから同2時5分ごろまでの間、越谷市大林の公園で、川崎市の飲食店店員の男性(21)に対し、3人で「10よこせ」などと金銭を要求。少年がバールのようなもので男性の体を殴打し、男と18歳の建設作業員の男が公園付近のコンビニエンスストアのATMで男性に現金を引き出させようとしたが残高不足のため引き出せず、公園に戻って殴る蹴るなどし、川崎市のとび職男性(20)に対して少年がバールのようなもので体を殴打し、「15万持ってくるか、車とおまえボコられるかどっちがいい」などと脅迫し、現金2千円やたばこ14箱など(時価合計7500円相当)を強取した疑い。
同課によると、男性2人は同日、交流サイト(SNS)で知り合った県内の女子中学生ら2人とドライブへ行っており、女子中学生は容疑者3人のいずれかと面識があり、ドライブに行ったことがトラブルの発端とみられる。同日午前2時5分ごろ、公園周辺を警戒していた自動車警ら隊のパトカーが公園に立ち寄った際、被害者2人が警察官に助けを求めた。防犯カメラの捜査などから3人の犯行を特定した。
飲食店店員の男性は3カ月、とび職男性は1カ月のけがを負った。現場にはほかにも数人いたとみられ、共犯者を調べている。