埼玉新聞

 

懲戒処分…副業で風俗店の送迎、違法な金融業者に連絡先を提供 職員を免職 埼玉西部消防局 わいせつな言動や暴力行為などで職員5人も処分

  • 【ちなみ】消防車2=事件事故イメージ

    職員6人を懲戒処分

  • 【ちなみ】消防車2=事件事故イメージ

 埼玉西部消防局は21日、貸金業法違反の疑いで飯能署に逮捕された狭山消防署の男性主事(29)を、免職の懲戒処分としたと発表した。ほかにわいせつな言動や暴力行為で職員5人の懲戒処分も行った。いずれも同日付。

 同局によると、男性主事は2月18日に無登録で会員制サイト(SNS)に、資金融資を行う内容を投稿するなどした疑いで飯能署に逮捕された。約2年前から風俗店などで送迎の副業を行い、違法な金融業者に金銭を借りるため、救急車専用電話や職員の連絡先を金融業者に提供したという。現時点で第三者による不正使用などは確認されていない。

 所沢中央消防署の50代男性副主幹は昨年4~12月、公務中に部下の女性職員にわいせつな言動を繰り返したとして減給10分の1、3カ月の処分にした。

 狭山消防署では、複数の部下に訓練中、威圧的な言動やヘルメットの上から頭をたたいたり腕をつねるなどしたとして、30代男性主任を減給10分の1、6カ月、50代男性主査を同3カ月の処分とした。管理監督責任で50代男性課長を同1カ月の減給、50代男性副主幹を戒告処分とした。

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