埼玉新聞

 

埼玉県PTA連、日本PTA協から退会を正式に決定 臨時総会で賛成多数 「PTA活動が各市町村で難しくなっている中、連合会として寄り添えるように検討、協議してきた」

  • 【地図】埼玉県(周辺アリ・広域)縦横4対3(直し)

    埼玉県PTA連、日本PTA協から退会を正式に決定

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 県内公立小中学校のPTAでつくる「埼玉県PTA連合会」(県P連、石井大晴会長)は21日、熊谷市内で臨時総会を開き、「日本PTA全国協議会」(日P)から3月31日付で退会することを正式に決めた。

 総会は174校中、会場に6校(人)、オンライン参加9校(人)、委任状117校の計132校で成立し、日P退会の議案について、15校中オンラインを含め12校の賛成多数で可決した。

 石井会長は、「PTA活動が各市町村で難しくなっている中、連合会として寄り添えるように検討、協議してきた。次年度に向けて動いていきたい」と話した。

 総会では、7日の理事会に続き、日P退会の賛否を問う全単位PTAアンケートの結果を改めて報告。174校中105校から回答があり、賛成100、反対5だったと説明した。

 日Pを巡っては、背任事件があったほか、ずさんな組織運営が改善されていないとして内閣府から是正勧告を受けている。この間、さいたま市をはじめ、都県や全国政令市のP連(協)の日P退会が相次いでいる。

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