埼玉新聞

 

ATMで操作迷う女性…目撃した客→郵便局員→警察の好連携で詐欺被害阻止 狭山署、水野郵便局に感謝状

  • 感謝状を受けた水野郵便局の村田寿史局長(右)と高橋淳子さん(中央)=8日午前、狭山署

 詐欺被害を未然に防いだとして狭山署は、狭山市水野の水野郵便局(村田寿史局長)とアルバイト局員高橋淳子さん(49)に感謝状を贈った。

 同署によると、6月8日午前9時ごろ、同郵便局の現金自動預払機(ATМ)で、女性客から「操作に困っているような客がいる」と連絡があった。ATМを確認したところ、高齢女性が携帯電話で通話しながら操作していた。

 「お困りですか」と高橋さんが声をかけると「医療費の還付があるという電話があった」と話したため詐欺を疑い、県警にホットライン通報した。

 村田さんは振り込め詐欺について「警察の巡回があり、注意するようにしている」と話した。真野益夫署長は「管内でも還付金詐欺が多く、止めてもらいありがたかった」と2人に謝意を伝えた。

ツイート シェア シェア