埼玉新聞

 

母死亡、病院で働く看護師だった…息子逮捕、自宅で殴って蹴った疑い 母が無断欠勤し病院が通報「安否確認して」…警官が遺体発見、自宅トイレで倒れた状態 突き飛ばしたと認めた息子は次男、無職の24歳

  • 【地図】新座市

    母親死亡 容疑の息子逮捕=新座市

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 自宅で母親(56)に暴行を加え、けがを負わせたとして、埼玉県警新座署は24日、傷害の疑いで、新座市石神5丁目、無職息子(24)を逮捕した。事件後、母親は死亡が確認された。同署は遺体を司法解剖し、詳しい死因と暴行との因果関係を捜査する。

 逮捕容疑は22日午後2時ごろから翌23日午後2時15分ごろの間、自宅で看護師の母親を突き飛ばし転倒させた上、殴る蹴るの暴行を加え、全治不詳のけがを負わせた疑い。

 同署によると、23日午後1時5分ごろ、母親の勤務先の病院から「22日の勤務日に無断欠勤したため自宅を訪れたが、応答がないので安否を確認してほしい」と110番があった。同日午後2時15分ごろ、同方トイレで、母親が倒れているのを署員が発見。署員の通報で駆け付けた救急隊員が現場で死亡を確認した。

 自宅にいた息子が暴行を加えたことを認めたため、署に任意同行し逮捕した。息子は次男で母親と2人暮らし。署は暴行を加えた動機など事件の背景を調べる。
 

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