<高校野球>浦和実、初の4強入り 聖光学院に12―4 タイブレークの延長10回に打線爆発、一挙8得点 辻川監督「本当にすごいことをやってくれた」 準決勝は28日、智弁和歌山と対戦
2025/03/27/10:27
第97回選抜高校野球大会第9日は26日、兵庫県西宮市の甲子園球場で準々決勝4試合が行われた。第4試合に登場した埼玉代表で初出場の浦和実は、3年ぶり7度目出場の聖光学院(福島)に延長十回タイブレークの末、12―4で勝利し、4強入りを果たした。
先攻の浦和実は4―4で迎えた延長十回タイブレーク無死一、二塁で、先頭の6番工藤が三塁線にセーフティーバントを決めて満塁とした。続く橋口の中前適時打で1点を挙げると、なお満塁で深谷が左中間を破る走者一掃の適時二塁打を放ち3得点。さらに斎藤、佐々木、山根も連打で続くなど、この回7安打を絡めて一挙8得点と打線が爆発した。その裏の守備では、七回から登板した2番手の石戸が三者凡退に抑え、付け入る隙を与えなかった。
浦和実の辻川正彦監督は「本当にすごいことをやってくれた。本当にうれしい。正直こんな試合をしてくれるなんて思ってなかった」。終盤まで互いに譲らず競った展開で選手たちが見せた期待以上の奮起に、何度も何度も感謝した。
健大高崎(群馬)は花巻東(岩手)に9―1で快勝。昨秋の明治神宮大会を制した横浜は西日本短大付(福岡)を5―1で下し、智弁和歌山は広島商に7―0と完勝した。
27日は休養日。浦和実は、大会第10日の28日、準決勝で智弁和歌山と対戦する(第2試合・午後1時30分開始予定)。