36年連続で全国へ 受け継がれる「努力する大切さ」 深谷商高生10人、商業系3大会で県代表に
2022/07/20/00:00
深谷市原郷の深谷商業高校(西木成男校長、生徒数823人)の簿記部とコンピュータ部が、全国商業高等学校協会が主催する三つの商業系競技大会の全国大会に県代表として出場する。簿記部は簿記競技大会で36年連続。コンピュータ部は情報処理競技大会で34年連続で、14年ぶりにワープロ競技大会にも挑む。出場する計10人の部員は、過去に出題された問題を解きながら技術を磨いている。
簿記と情報処理大会は団体競技に出場する。簿記部は4年ぶりの団体戦で、「皆でベストを尽くしたい」と気合を入れて練習している。
ワープロ競技大会は個人競技で、共に2年生の山本輝さんと伊東花夏さんが挑戦する。競技時間は10分。数字やアルファベットなどが入った文章をどれだけ正確に早く入力できるかを競い合う。
情報処理の競技は情報処理関連用語と文章を読んで用語などを選ぶ「関連用語とデーターベース」、コンピューター処理する時の手順などを問う「表計算とアルゴリズム」の2部門。共に団体は上位3人の合計点が団体得点になる。コンピュータ部の3年生、村田雄斗部長は「先輩からのアドバイスで解ける問題もある。悔いのない大会にしたい」と気合を入れる。
簿記は全商簿記実務検定の範囲で出題される。先輩が頑張っている姿を見てきた簿記部の3年生、永浜茉依部長は「先輩からはコツコツと積み重ね、努力する大切さを学んだ。それらを生かしながら頑張りたい」と話していた。
全国大会はそれぞれ今月下旬に開催される。