国内有数のブルーベリー産地!埼玉・美里の農園で摘み取りが旬 客ら熱中 生産農家は約100軒も
2022/07/22/00:00
全国でも有数のブルーベリーの産地、美里町の観光農園で晩生種の摘み取りが旬を迎えた。8月中旬から下旬まで楽しめる。美里観光農園の会会長で、同町白石の中島農園を経営する中島しのぶさんは、「今年は粒がいっぱいなって色づきは順調。最近は雨や曇りが続いたが、戻り梅雨が終わって、これから晴れの日が続けばさらに甘くおいしくなる」と来園を心待ちにする。
同園は約1千平方メートルの畑で、「ティフブルー」や「メンデイト」など複数種を約250本栽培。丸く大粒の実が太陽の光をいっぱいに浴びてつやつやと色づいている。群馬県太田市から訪れた団体職員清水佳代さんは、「ブルーベリーが好きなので去年も来た。群馬にも農園はあるが、美里は甘くおいしい」と、籠を抱えて摘み取りに熱中していた。
同園では摘み取りのほかに加工品のジャム、ジュース、ソースなども販売している。中島さんによると、雨が続いた後は足元が少し緩くなるため、替えの靴や汚れてもいい靴があると便利だという。
かつて養蚕業が盛んだった本庄児玉地域。同町は1999年、桑畑の耕作放棄地を生かしてブルーベリーの生産を始めた。現在、町内の栽培面積は約34万平方メートル、生産農家は約100軒に上り、うち15軒が観光農園の会をつくって摘み取り販売を展開している。多くの農園は既に開園。中島農園は24日に正式オープン。
摘み取り料金は基本プランが入園料300円、摘み取り1キロ当たり1400円。他のプランもある。予約不要だが来園時は事前連絡を推奨。
問い合わせは、観光農園専用ダイヤル(電話090・8890・8517)へ。