埼玉県などは22日、新型コロナウイルス感染者を新たに1万1598人確認したと発表した。2日連続で1万人を上回り過去最多を更新した。県によると、感染者の内訳は、県発表が7948人、さいたま市2003人、川口市644人、川越市297人、越谷市706人。

　これまでに確認された感染者は65万7702人（チャーター便帰国者含む）、死者は1669人（22日午後7時現在）。

　21日夜時点の重症者は9人、感染者の入院は831人、ホテル療養896人、自宅療養4万943人。退院・療養終了は59万520人。

　県管轄で詳細が判明したのは、未就学児～100代の男女7948人。うちみなし陽性は176人。クラスター（感染者集団）関連は28件で、新たに医療機関など6施設で5～20人が感染した。会食で感染したとみられるのは未就学児～70代の男女76人。ワクチンを4回接種していたのは30～90代の男女57人、3回接種は10～100代の男女2644人、2回接種は未就学児～90代の男女1686人だった。

　県教育局によると、西部地区の県立学校で児童生徒4人が感染し、2クラスで学級閉鎖を行った。

　さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満～90代の男女2003人。2日連続で2千人を超えた。市は2高齢者施設でクラスターが発生したと発表した。南区の有料老人ホームで入所者20人、職員18人の計38人の感染が判明。緑区の介護老人保健施設で入所者27人、職員7人の計34人の感染が判明した。いずれも4回目のワクチン接種は未実施だった。

　川口市によると、新規感染は10歳未満～80代までの男女644人。21日発表の1人を重複のため取り消した。1保育園で園児1人が感染し当分の間の一部休園に。休園中は3園（全面休園は2園）。

　川越市は22日、未就学児を含む10歳未満～90代の男女計297人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。過去最高を更新、そのうち2人は、みなし陽性者。

　また、市内の障害者関連施設で、クラスターが発生した。内訳は入所者15人、職員8人の計23人で、21日に認定した。

　越谷市によると、感染が判明したのは、10歳未満から90代以上までの男女706人だった。市内高齢者施設でクラスターが確認され、職員と入所者計29人の陽性が分かった。