大惨事…無職男性、1億円以上を失う 「2時間で携帯使えなくなる」メッセージ 「マネーロンダリングの容疑」→届いたスマホでやり取り 自宅敷地に現金置いたり、ATMで送金 連絡取れなくなり警察に連絡、詐欺が発覚
2025/03/29/07:14
所沢署は28日、所沢市の無職男性(68)が現金合計約1億658万円をだまし取られる詐欺被害に遭ったと発表した。県警によると、詐欺被害金額としては県内で過去3番目に大きいという。
同署によると、男性の携帯電話に昨年、「2時間で携帯が使えなくなる」などとメッセージが表示され、信じた男性が表示された電話番号に電話をかけると、通信局をかたる男につながった。昨年12月17日から数回にわたり、男性方に県外の警察官を名乗る男らから「マネーロンダリングの容疑がかかっている」「査察調査で紙幣を確認する必要がある」などと電話があった。
その後、男性宅にスマートフォンが届けられ、インストールされていた通信アプリでやりとりした。「自宅に現金を置いてください」と指示され、昨年12月27日から1月14日の間、3回にわたり現金計6400万円をビニール袋に入れて自宅敷地内に置いたという。
袋は回収され、「犯罪収益が見つかったので直接取りに行けない」と振り込みに誘導された。1月21日から2月10日までの間、ATMで19回にわたり、現金計4300万円を指定口座に振り込んだ。
2月10日に振り込み後、連絡が取れなくなり、県外の警察に連絡して詐欺と判明。同12日、同署に相談した。