埼玉新聞

 

歩いて行ける「3県境」 東武線の駅前に案内看板 栃木・群馬・埼玉の境やハートの形の遊水地、熱気球など描かれる 「魅力は無限大」

  • 東武鉄道日光線「柳生駅」の駅前に設置された渡良瀬遊水地などをPRする案内看板=加須市小野袋

    東武鉄道日光線「柳生駅」の駅前に設置された渡良瀬遊水地などをPRする案内看板=加須市小野袋

  • 東武鉄道日光線「柳生駅」の駅前に設置された渡良瀬遊水地などをPRする案内看板=加須市小野袋
  • 3県境の位置

 加須市小野袋にある東武鉄道日光線「柳生駅」駅前に、渡良瀬遊水地や「3県境」などへの道のりを紹介した案内看板が設置された。22日、看板を寄贈した地元企業のウム・ヴェルトと、協力した東武鉄道関係者、歩道などを整備した市が参加して除幕式を行った。

 看板の大きさは、縦2メートル、横3・2メートル。栃木・群馬・埼玉の「3県境」まで徒歩10分や、道の駅かぞわたらせまで徒歩12分、渡良瀬遊水地の中央エントランスまで徒歩15分とある。熱気球や、空から見た渡良瀬遊水地のハートの形も描かれている。

 角田守良市長は「看板設置にあたり、ウム・ヴェルトと東武鉄道に感謝したい。渡良瀬遊水地の魅力は無限大だと思う。市では踏切の拡幅と歩道整備を行った」と話した。ウム・ヴェルトの矢島孝昭社長(52)は「当社は創業33年目を迎える。今後も地域のお役に立ちたい」とつなげた。

 柳生駅長を兼ねる東武鉄道栗橋駅の椎名秀樹駅長(54)は「柳生駅は、歩いて『3県境』や道の駅かぞわたらせ、渡良瀬遊水地などに行ける。案内板や歩道が整備され、より一層のPR効果がある」と歓迎していた。

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