埼玉新聞

 

きょう土用の丑の日! イオン“かば焼き”好調、予約10%増 「特大かば焼き」特に人気、家族で切り分け

  • 土用の丑の日に向け、売り場を拡大して需要増に応えるイオン与野店=22日午前、さいたま市中央区

 きょう23日の土用の丑(うし)の日を前に、県内などイオン各店のかば焼きなど、ウナギ商品の予約が前年比約10%増の好調となっている。新型コロナの感染拡大により、外で調理された食品を家庭で食べる「中食」の需要が続いていることも一因とみられる。各店では家族向け商品を充実させており、「自宅で、ご家族で季節の味を楽しんでほしい」と呼びかけている。

 埼玉など北関東4県を管轄するイオンリテール北関東カンパニーによると、4県46店のウナギ商品のこれまでの予約状況は前年比約10%。売り上げも同約7%増で、今年6月から8月にかけての売り上げは同約6%増を見込んでいる。好調の要因として同社は、新型コロナの感染拡大により、混み合う外食を避け、自宅で食事を楽しみたい人が増えたことも一因にあると見ている。

 商品のうち、昨年から扱い始めた鹿児島県産ウナギかば焼き「特大サイズ」(税別2580円)は一尾を家族で切り分けて食べられることから、特に好調。イオンリテールでは今年、猛暑による需要増を見込み、過去最大の5万尾を用意した。ゆずこしょうが添えられた「静岡県浜名湖産うなぎ白焼き」(税別2280円)も酒のつまみとして、また、アレンジメニューにも利用できることから人気という。

 さいたま市中央区本町のイオン与野店では土用の丑前日の22日には、食品売り場に特設コーナーを設け、かば焼きや関連商品を陳列。23日には売り場をさらに拡大する予定としている。

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