埼玉新聞

 

【先生が異動(2)】埼玉県教職員8985人が異動 さいたま市の小学校・中学校の校長、教頭、教員どうなった

  • 7面-県公立学校教職員異動-さいたま市(小学校・中学校)

    さいたま市の教職員異動名簿

  • 7面-県公立学校教職員異動-さいたま市(小学校・中学校)
  • 8面-県公立学校教職員異動-さいたま市(特支・中等教育学校)

 埼玉県教育委員会は29日、4月1日付の教職員人事異動を発表した。異動規模は前年度比959人増の8985人だった。うち、退職を除く転任・新任は7568人で前年度から276人増加している。

 ▽教育局

 異動人数は前年度より19人増の555人。人事交流は教育局から学校への異動が114人、知事部局へが26人。教育局には学校から96人、知事部局から28人が異動した。

 特別支援教育の指導体制の強化として特別支援教育課に1人増員し、主席指導主事(課長級)を新たに配置。不登校児童生徒への学習・相談支援の充実のため、生徒指導課に1人増員する。また、魅力ある高校づくり課に1人増員する。

 部長級では教育総務部長に同部副部長の小谷野幸也氏(57)、県立学校部長に総合教育センター所長の田中邦典氏(57)が就任する。副課長級以上の女性管理職の登用は前年度比3人減の18人で、割合は16・8%となる。

 ▽学校(さいたま市除く)

 小中学校と県立学校全体の異動人数は前年度比940人増の8430人で、内訳は小学校3833人、中学校2118人、義務教育学校47人、県立学校2432人。

 新任校長は小中学校が124人、県立学校などが28人。県立学校校長の転任は川越高校に県立学校部副部長の田中洋安氏(58)、熊谷西高校に県立総合教育センター副所長の守屋淑美氏(56)など。 教員の新採用は小中学校が合計1136人、県立学校が計493人だった。

■さいたま市、1210人が異動 女性管理職は過去最高

 さいたま市教育委員会は29日、4月1日付の市立学校教職員の人事異動を発表した。異動規模は前年度に比べ164人減の1210人だった。内訳は小学校715人、中学校428人、高校34人、中等教育学校11人、特別支援学校22人。新規採用は228人で過去最高だった前年度よりも181人少なく、市教委教職員人事課は「目標とする臨任率が達成できたため」とした。

 新任の校長は20人(前年度比5人減)、副校長と教頭は29人(同1人減)。女性管理職は校長に8人(同2人増)、教頭に6人(同3人増)を初登用して74人(同6人増)となり、割合は20・6%(前年度19・3%)で過去最高を更新。目標としていた女性管理職の割合20%に達した。退職者は小学校85人、中学校56人、高校12人、中等教育学校1人、特別支援学校2人の計156人で、33人増加した。

▲さいたま市の教職員異動名簿画像あり(スマートフォン、タブレット端末からご覧ください。3月30日付け本紙にも掲載)
 

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