埼玉県などは24日から25日にかけて、新型コロナウイルスの感染者を新たに2万1449人発表した。死者の発表はなかった。25日発表分の感染者は9264人で、内訳は県発表が6914人、さいたま市628人、川口市が875人、川越市299人、越谷市548人。感染者数が1万人を下回ったのは7月20日以来、5日ぶり。

　川口市で過去の感染者4人の取り下げがあり、累計感染者は69万1571人（チャーター便帰国含む）、死者は1669人（25日午後7時現在）となった。

　24日夜時点の重症者は11人、感染者の入院は1055人、ホテル療養855人、自宅療養5万9298人。退院・療養終了は60万6786人。

　県管轄で詳細が判明した25日の感染者は未就学児～90代の男女6914人、みなし陽性は229人。クラスター（感染者集団）関連では、これまでに感染が確認されていた17施設で新たに計57人、加えて新たに高齢者施設など2施設で計12人が感染した。会食で感染が疑われるのは10～70代男女47人。ワクチンを4回接種していた30～90代の男女64人、3回接種していた10～90代の男女2400人、2回接種していた未就学児～90代の男女1488人が感染した。

　さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満～90代の男女628人。80代男性が重症、10歳未満の女子児童ら5人が中等症。重症の男性と女子児童らは入院している。クラスターが発生した緑区の介護老人保健施設で、2日間で80～90代の入所者6人、職員4人の感染が判明し、感染者は計54人となった。

　川口市によると、新規感染は10歳未満～90代の男女875人。21日から24日までの間の4件について重複を理由に取り下げた。保育園では5園で計8人（うち4人は保育士）が感染し、当分の間の休園（うち3園が全面休園）を決めた。休園中は7園（うち5園が全面休園）。

　川越市によると、未就学児を含む10歳未満～90代の男女299人の感染を確認した。みなし陽性者は7人。市内の高齢者グループホームで13日から22日にかけて、80～90代の入所者11人（男性1人、女性10人）と職員12人（男性4人、女性8人）の計23人の陽性が判明し、クラスター認定された。

　越谷市によると、感染が判明したのは、10歳未満～90代の男女548人。