埼玉新聞

 

「ブルーインパルス」の機体を屋外展示 空自熊谷基地の正門脇に設置 「さくら祭」に合わせてお披露目 4月9日以降は当面の間、毎週水、土曜に一般公開

  • 全国で初めて屋外展示されたブルーインパルスの機体を見る来場者ら=29日、熊谷市拾六間の航空自衛隊熊谷基地

    全国で初めて屋外展示されたブルーインパルスの機体を見る来場者ら=29日、熊谷市拾六間の航空自衛隊熊谷基地

  • 全国で初めて屋外展示されたブルーインパルスの機体を見る来場者ら=29日、熊谷市拾六間の航空自衛隊熊谷基地

 航空自衛隊でアクロバット飛行を行う専門チーム「ブルーインパルス」が使っていた機体の屋外展示が29日、熊谷市拾六間の航空自衛隊熊谷基地で始まった。機体の屋外展示は、全国で初めて。

 お披露目の式典は、同基地が毎年サクラの開花期に催している基地の一般開放「さくら祭」に合わせて実施された。式で同基地の北川英二司令は、「展示機が熊谷の新たな名所となり、地域の皆さまに基地をサポートいただけることを願う」とあいさつ。熊谷市の小林哲也市長は「かつて活躍した機体が、市民に広く親しまれることを期待している」と祝辞を述べた。

 展示された機体は、ブルーインパルスの3代目となる機種「T-4」。宮城県の松島基地に所属するブルーインパルスの使用機として運用され、2018年に引退したものを公開することになった。式典後には、一般公開を実施。祭りの来場者は、間近で写真を撮るなどしていた。

 機体は基地の正門脇に設置しているため、柵越しに見ることができる。また4月9日以降は当面の間、毎週水、土曜(午後1時半から30分程度)に一般公開を行う。

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