埼玉の「海」復活?!地元愛込めたご当地ガチャ「上尾伝説」21種 市内7カ所に設置、9月に新デザインも
地域の名所や建物をモチーフにして人気を呼んでいるカプセル玩具(通称ガチャガチャ)の「ご当地ガチャ」に「上尾ガチャ」が仲間入り―。その名も「上尾伝説」。伝統の祭り「どろいんきょ」や上尾丸山公園小動物園の「コツメカワウソ」「ワオキツネザル」、新井屋呉服店の「鍾馗様」など、カプセルの中には上尾の地元愛が詰まっている。
企画・製作したのは広告代理店ワイエスコーポレーション(上尾市緑丘)。上尾育ちの保坂朋章社長(46)が「何か地域振興のためにできないか」と考案した。
同社は2013年ごろから「おまけシール」「おまけカード」の通販を手掛け、20年からカプセル玩具販売を始めた。山梨県の武田信玄をプロデュースした戦国武将シリーズは全国各地に根強いファンを持つ。
保坂社長は、今年2月に市内のボウリング場が閉鎖したのを受け「昔あった物や風景を記憶の中だけでなく何かに残したい。上尾の昔から現在までの思い出をキーホルダーにしてガチャガチャで楽しんでもらおうと思った」と話す。
「上尾伝説」には、今はない和菓子店のどら焼きの名前だった「上尾のあの字」や昨年撤去された上尾運動公園の「イカの滑り台」、旧国鉄時代の上尾駅舎、今年2月27日に閉園したさいたま水上公園の「流れるプール」「大すべり台」などノスタルジックなものも多い。現在21種類が販売中で、9月末には新しいデザインとともに「おまけシール」が入った「当たり」も登場する予定。
ガチャガチャの設置場所は、JR上尾駅の「あげお お土産・観光センター」や上尾PAPAショッピングモール内2階休憩所、上尾市役所1階市民ホール、アリオ上尾1階OCHANOMA催事場、アリコベール上尾ホテル館2階、八枝神社社務所、イオンモール1階シープラの計7カ所。1回300円。1カプセルにキーホルダー1個入り。
問い合わせはワイエスコーポレーション(電話048・788・1898)へ。