埼玉新聞

 

城下町彩る夢灯り 川越で3年ぶり百万灯夏まつり 「第7波」拡大も対策講じ久々のにぎわい きょうまで

  • 川越市内の子どもたちがデザインした「夢灯ろう」が初めて設置された会場=30日、川越市の川越一番街商店街

 城下町川越を彩る風物詩「川越百万灯夏まつり」が30日、川越市中心部で3年ぶりに開幕した。昨年と一昨年は、新型コロナウイルスの影響で中止。感染の「第7波」が県内でも急速に拡大する中、来場客らは対策を取りながら、久々の祭典を楽しんだ。

 まつりは午後5時、蔵造りの町並みが続く川越一番街商店街をはじめ、市街地のメインストリートを通行止めにして開始。居ばやし、踊りなどの催しが披露された。

 夕闇が迫ると、初めて設置した「夢灯ろう」の明かりが会場を彩った。灯籠は市内10カ所の幼稚園や保育園に通う子どもがデザイン。かき氷の絵を描いた山田湊斗ちゃん(5)は「祭りで食べたかったので楽しみ」と言う。川越市出身で父の会社員祐輝さん(33)は「やっと再開できて良かった。自粛ばかりでは寂しいので、しっかり対策して満喫したい」とほほ笑んだ。

 まつりは31日も開かれ、時代行列などが行われる。

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