埼玉新聞

 

会津の旬をさいたまで 馬肉や牛肉、地酒も…福島のシェフらが魅力を伝授 さいたまの15店舗でフェア展開

  • 会津地域の食材試食会の様子=7月11日、さいたま市大宮区のクロックキッチンインシーガル

  • 試食会で提供されたメニューの一部

 さいたま市内の飲食店で7月30日から、福島県会津地域の食材を使ったメニューなどを提供する「夏のまんてん会津フェア」が始まった。市内の居酒屋やレストランなどが参加し、会津地域の旬の食材を使ったメニューや会津の地酒などを提供する。

 さいたま市では東日本連携事業の一環として、会津若松市をはじめとする会津地域の自治体と連携して地域の魅力発信に取り組んでいる。今回フェアの参加店舗募集に当たり、同市大宮区で7月上旬に会津地域の食材試食会が行われた。試食会では地元のシェフが調理を行い、会津地域の食材をふんだんに使った料理が提供された。

 試食会には市内の飲食店経営者らが参加し、食材や調理方法について熱心に尋ねる様子が見られた。同市大宮区で焼き鳥店「鳥せい」を営む相田建司さん(50)は「馬肉の炭火焼が香ばしくておいしかった。素材が良く、トマトなどもこの時期に良いと思った」と話していた。

 調理を担当した福島県北塩原村の温泉施設「ラビスパ裏磐梯」の榎本季一シェフは「同じ食材でも生や焼き、揚げなど、さまざまな調理方法で違った味を楽しんでもらえれば」。会津若松市商工課の坂内恵さんは「会津の食材を知り尽くしたシェフの料理を実際に食べてもらい、さいたま市の飲食店の皆さんに会津の食材の魅力を知ってもらいたい」と話していた。

 同フェアは8月30日まで。居酒屋やイタリアン、すし店など15店舗が参加し、会津馬肉や会津牛、ニジマスやトマトなどの食材を使った各店舗のオリジナルメニューや会津地域の地酒などを提供する。参加店舗などの詳細は「まるまるひがしにほん」のホームページで紹介している。

 問い合わせは、市経済政策課(電話048・829・1401)へ。

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