目の負荷を測定する装置、アイメガネ全店に導入 目の調節力やストレスをグラフ化、度数やレンズを提案…より快適なメガネの提供に メディアに取り上げられ注目、問い合わせが全国から
2025/04/05/10:58
メガネショップ「アイメガネ」を展開するアイジャパン(さいたま市北区、澤田泰行社長)は3月までに、かけていてより快適なメガネを提供しようと、目にかかる負荷を測定する「調節機能解析装置」の全店導入を完了した。
同装置は、目の筋肉の使い方から、目のピントを合わせる調節力や目に蓄積された疲れを示すストレス度を測定し、「見える化」する。同社は2017年から一部店舗で導入を開始したが、18年にメディアに取り上げられてから注目を集め、全国から問い合わせがくるようになった。
同社は、これまで全38店舗のうち約半数に装置を常設し、残りの店舗は持ち回りで装置を移動させ対応していた。もともと年に数台ずつ増設していたが、同社が価値として掲げる「楽なメガネ」をより提案しやすくするため、今年1月から3カ月で全店に導入。より精度の高い眼鏡の提供を目指す。
アイメガネ南浦和店の浦正幸店長は、「装置があることでよく目を使う距離ごとに数値がグラフ化され、度数やレンズの提案に説得力が増した。お客さまの使用シーンや言語化しづらい希望も見当がつくようになり、より確度の高い「楽なメガネ」を提供できるようになった」と語った。