埼玉県は2日、大野元裕知事が新型コロナウイルスのPCR検査で陽性だったと発表した。県によると、大野知事は同日の起床時に喉の痛みとだるさがあり、38・6度の熱を発症し、検査を受けていた。ワクチンは3回接種済だった。軽症のため知事公舎で10日間程度、療養する。

　今後の必要な公務はテレワークで行うほか、催しなどには副知事らが代理で出席する。2日の知事定例会見は砂川裕紀副知事が代理で対応した。

　大野知事は7月28、29日に奈良県で行われた全国知事会議に出席。1日は県庁内で通常の公務を行っていた。陽性になったことについて大野知事は「緊急時も迅速かつ的確に対応できる状況にあり、県政運営に支障がないよう連絡体制を確保し公務に当たる」となどとコメントした。