埼玉新聞

 

春を告げる薄紫色 埼玉・狭山でカタクリが見頃 例年より1週間ほど遅い開花、桜とも楽しめる 見頃は8日ごろまで

  • 見頃を迎えたカタクリ=4日午後、狭山市入間川

    見頃を迎えたカタクリ=4日午後、狭山市入間川

  • 見頃を迎えたカタクリ=4日午後、狭山市入間川

 春を告げるカタクリ約6千本が、狭山市入間川の稲荷山公園北側の斜面緑地で見頃を迎えている。例年より1週間ほど遅い開花となり、桜との共演を楽しむことができる。

 カタクリは薄紫色の小さな花で、日が差す時間帯だけ花が開くユリ科の多年草。同緑地は県内でも数少ない自生群落地で、見頃は8日ごろまで。近年は温暖化のため開花が遅く、今年は雨が少なかった影響で小ぶりな花になったという。開花状況は市観光協会のホームページで確認できる。

 緑地を管理するボランティア団体「稲荷山・山ゆりの会」代表の福田朝男さん(76)は「花が下を向いている中に菊の模様がある。花がきれいに開いている午前中に見るのがお薦め」と話している。

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