6～15日の春の全国交通安全運動に先立ち、浦和西署は4日、県出身で元日向坂46の渡辺美穂さん（25）を一日署長に任命した。さいたま市中央区のイオン与野でトークショーなどが行われ、交通事故防止へ機運を高めた。

　トークショーで渡辺美穂さんは昨年に自動車の運転免許を取得したことを明かし、「ドライブは好きだが、眠気があったり体調が悪い時には乗らないように徹底している」と紹介。「自分は絶対に大丈夫ということはない。いろいろなことを想定し、かもしれない運転を忘れないようにしている」と話した。

　トークショーの後には同署員と渡辺さんによる交通安全教室も行われた。交差点で安全確認に必要なのは1秒であることから、数字やアルファベットが何個も書かれたイラストを来場者に1秒間見せ、「アルファベットは何個ありましたか」と質問。正解した来場者は半数ほどだったが、先に「数字は何個ありますか」と質問してからイラストを見せるとほとんどの人が正解した。署員は「目的意識を持って運転すると同じ1秒でも事故を避けられる」と注意喚起した。