八潮の道路陥没…周辺の通学路で安全点検、18カ所の交差点で対策工事 新学期に合わせ、学校と協力 教員や市の職員ら、実際に歩いて安全確認
2025/04/09/16:40
八潮市で県道が陥没しトラックが転落した事故で、県は陥没箇所から半径500メートルの範囲における通学路の安全点検を実施し、5日までに計18カ所の交差点で、県警と連携して交通安全対策工事を行った。道路陥没事故により、周辺道路の交通規制が実施されている。
点検は新学期の始まりに合わせて、八潮市と現場周辺にある潮止、八幡小学校の協力で3月27日に実施。両小学校の教員や八潮市道路治水課の職員らが実際に通学路を歩いて、安全確認した。
安全対策工事として、5カ所で横断歩道の白線、14カ所で「止まれ」の表示を引き直したほか、1カ所で損傷していた標識を修繕。2カ所で巻き込み防止のラバーポールの設置・修繕を行った。
大野元裕知事は8日の定例会見で、バイパスとなる仮排水管の設置工事について、ルートとなる箇所の矢板の打設が完了したと報告。掘削、土留め・カルバートの設置も順次進めているとし、「可能な限り早く運転席部分の救出に着手できるよう最善を尽くしている」と話した。