埼玉新聞

 

花見スポット、春日部市内に彩り添える 観光案内所でガイド配布…「クレヨンしんちゃん」目当ての外国人観光客にも人気 サクラで春を感じ、その後は有名なフジを見に「再び訪れて」

  • 内牧公園の桜のトンネル

    内牧公園の桜のトンネル

  • 内牧公園の桜のトンネル
  • 大落古利根川沿いの牛島古川公園の桜

 春日部市で桜が見頃を迎え、春らんまんの季節を告げている。樹齢1200年以上と言われる国の特別記念物「牛島のフジ」をはじめフジで知られるまちだが、花見スポットも多く、市民らの憩いの場となっている。

 市内の花見スポットは幅広く分布しており、フジが見頃を迎えるまでの間、まちに彩りを添える。今季は春先の冷え込みで例年に比べて開花が遅れており、今週いっぱいまで楽しめるという。

 約370本が植えられている同市内牧の内牧公園は、遊歩道の両側に並ぶ桜のトンネルが鮮やか。園内に点在するスロープから眺める景色も趣き深い。大落古利根川沿いに広がる同市牛島の牛島古川公園には約85本が連なり、緩やかにカーブする川辺を淡いピンク色に染めている。

 東武春日部駅東口の観光案内所「ぷらっとかすかべ」では、地図や写真、交通アクセスを掲載した「お花見スポットガイド」を配布している。春日部が舞台となっている人気アニメ「クレヨンしんちゃん」目当てに訪れる外国人観光客にも紹介し、日本を象徴する花として喜ばれているという。

 運営する春日部市観光協会は「フジが有名だが、市内には桜の名所も多い。春日部で春を感じて、その後はフジを見に再び訪れてもらいたい」と呼びかけている。

 問い合わせは、ぷらっとかすかべ(電話048・752・9090)へ。

ツイート シェア シェア