さいたま市は8日、市内の高齢者施設や障害者施設での集団感染を防ぐため、施設従事者らを対象にした抗原検査キットの購入費補助事業を行うと発表した。新型コロナウイルス感染者の増加を受け、8月1日から9月30日までの期間内に使用した抗原検査キットの購入費用を補助する。

　市によると、補助対象となるのは、市内の高齢者施設3394施設の従事者ら約3万6600人と、障害者施設934施設の従事者ら約1万2700人。施設からの受託により清掃や給仕などの業務を行う従事者も含まれる。

　上限は購入単価1500円（税込み）、週2回までの頻回検査が補助対象となる。検査を実施した件数に応じて施設ごとに償還払いで補助金を支払う。申請方法など詳細は市ホームページへ。