埼玉新聞

 

女子高生、意識不明に…川で溺れる 一緒に遊ぶ女児も溺れ、BBQ準備中の父が気付く 水深4メートルも

  • 女子高生が溺れ意識不明 水難事故多い川

 11日午前10時ごろ、寄居町鉢形の荒川で、「子どもが川で溺れて流されている」と水難事故を目撃した女性(45)から119番があった。東松山市在住で高校1年生の女子生徒(16)が意識不明の状態で救急搬送された。同署は詳しく調べている。

 寄居署によると、女子生徒は父親(41)、父親の知人女性(33)、女性の娘(8)と4人でバーベキューをしに来ていた。女子生徒と女児が川で遊んでいるうちに溺れ、バーベキューの準備をしていた父親が気付き、救助しようとしたが流された。近くにいた男性3人が流されてきた3人を救助した。女子生徒は病院に搬送されたが、意識不明の重体という。

 現場は荒川に架かる玉淀大橋から上流に約350メートルの立ケ瀬河原で、水深は深い場所で約2~4メートルだった。現場付近は水難事故が多く、対岸に遊泳禁止と書かれた張り紙もあった。同署管内では過去3年間に荒川で4件5人の水難事故が発生しており、そのうち3件が同河原で発生。7日には同署などが同河原で水難防止キャンペーンを行い、啓発品配布などを実施し、水難事故防止を呼びかけていた。

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