現金600万円だまし取る…詐欺などの疑いで男逮捕 長男のふりして「取引先に支払わなければならないお金がある」などと電話 母親から現金だまし取り、氏名不詳者に公衆トイレで手渡し 別の詐欺事件で逮捕されていた39歳、事件を自供
2025/04/11/09:22
特殊詐欺事件で被害者から現金をだまし取ったとして逮捕された男が別の特殊詐欺事件に関与していたとして、東入間署は10日、詐欺と組織的犯罪処罰法(犯罪収益等隠匿)違反容疑で、千葉県柏市名戸ケ谷1丁目、無職の男(39)を再逮捕した。
再逮捕容疑は、氏名不詳者と共謀し、今年3月18日午後1時半ごろから数回、さいたま市西区の無職女性(74)方に県内で別居する40代の長男などを装って「会社のカードをなくした」「取引先に支払わなければならないお金がある」などと電話。同日から21日まで計3回にわたり同方を訪れ、現金計600万円をだまし取った上、19日から21日までの2回、同市北区の公衆トイレで、女性からだまし取った現金計300万円を氏名不詳者に手渡し、犯罪収益などを隠匿した疑い。
同署によると、3月23日、ふじみ野市内で発生した特殊詐欺事件で、被害者方に現金を取りに行ったとして、詐欺容疑で男を逮捕。その後の調べで、18日の事件を自供したため、同署で裏付け捜査を進めていた。