埼玉新聞

 

大麻を密輸入…麻薬取締法違反の疑いで男を逮捕 東京税関から「郵便物から大麻を発見」と埼玉県警へ通報 これまでに5回の密輸入が発覚 乾燥大麻8300グラムを押収

  • 郵便物の中に隠匿されていた乾燥大麻(東京税関提供)

    郵便物の中に隠匿されていた乾燥大麻(東京税関提供)

  • 郵便物の中に隠匿されていた乾燥大麻(東京税関提供)

 ベトナムから大麻を密輸入したとして、県警と東京税関などは10日までに、麻薬取締法違反(営利目的輸入)の疑いで、深谷市上野台、同国籍で無職の男(24)=同罪で起訴=を逮捕した。県警は共犯事件のため、認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑は、氏名不詳者らと共謀し、昨年12月26、27日の2回、営利目的でベトナムから乾燥大麻約3300グラム(末端価格約1650万円相当)が入った郵便物を深谷市内の男方のアパートに発送し、大麻を輸入した疑い。

 県警組織犯罪対策(組対)1課によると、昨年11月29日、東京税関から「ベトナムから深谷市内を配達先とした国際スピード郵便物から大麻を発見した」と県警に通報があった。県警が捜査し、1月15日に男を麻薬取締法違反(所持)で現行犯逮捕し、その後、起訴された。今回の逮捕容疑も含め、昨年11月27日から12月27日までに5回の密輸入が発覚し、乾燥大麻合計約8300グラム(時価合計4150万円相当)を押収した。

 段ボールの中に食料品を多数入れて、ドライフルーツとシリアルの包装の袋の中に大麻を入れていた。県警は密売先などを調べている。

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