埼玉新聞

 

大惨事…無職の女性、2600万円超を失う 「納税にプリペイドカードが必要」と孫から電話、じつは詐欺師…信じた女性、7回に分けて送金 さらに1カ月間、要求され続け2600万円超に被害拡大

  • 【地図】北本市

    詐欺、女性が現金など2600万円被害=北本市

  • 【地図】北本市

 埼玉県警鴻巣署は10日、北本市の無職女性(80)がオレオレ詐欺に遭い、現金2591万円と電子マネー10万円分の計2601万円をだまし取られたと発表した。

 同署によると、1月11日から数回にわたり、被害者方に孫や弁護士を名乗る男から「暗号資産で2600万円もうかった。5年間無申告で脱税を疑われ、税金を払わないといけない」「納める時にプリペイドカードが必要」「税金の延滞金を支払う必要がある」「口座からお金を下ろして」などと電話があった。

 信じた女性は1月27日から3月15日までの間、7回にわたり指定口座に現金計2591万円を送付。さらに1月27日から2月27日までの間、5回にわたり電子マネーカード10万円分を購入し、カードの番号を教えた。
 

ツイート シェア シェア