2025年に開校へ さいたま看護専門学校、久喜の旧東京理科大跡地に 土地、建物を無償譲渡する理由は
2022/08/25/00:00
久喜市下清久の旧東京理科大跡地にさいたま看護専門学校(さいたま市緑区)の誘致を進めていた久喜市は24日までに、土地、建物を無償譲渡するなど学校を運営する公益社団法人地域医療振興協会(東京都千代田区)と仮契約を締結した。同日、会見で発表した。
市は昨年12月、跡地活用に向け同協会と確認書を締結。土地、建物の活用について協議を重ねてきた。対象となるのは土地3万1180平方メートル、建物延べ床面積約1万1124平方メートルの鑑定評価額は約1億4318万円。
市は同協会との協議の経緯に触れ「改修する費用の負担など、学校を運営する協会と協議する中で、市の補助金を検討した」と無償譲渡を決めた理由について説明した。
契約は31日から始まる9月定例会で議会の了承を経て正式に決まる。同専門学校は三年制で1学年40人、計120人。2025年の開校を目指す。