埼玉新聞

 

<ランチ>人気のチキンカレーラーメン「カオソーイ」リピーター多く 志木のタイ料理店、キッチンカーも

  • チキンカレーラーメン「カオソーイ」

  • 経営する高根沢ナッティヤさん

■チキンカレーラーメン「カオソーイ」

 揚げた麺のパリパリ感と鶏肉の食感が口の中でコラボする。ゆでた太麺はもっちりしており、コクのあるカレースープと絡み合う。トッピングの高菜がアクセントとなり、最後まで飽きさせない。タイ北部で人気のチキンカレーラーメン「カオソーイ」は日本人のリピーターも多い。

 スープのカレーペーストは輸入した数種類のハーブを使用し、ココナッツミルクとタイ製しょうゆ、鶏肉のだしで煮込んでいる。トッピングは揚げ麺のほか、鶏肉とパクチー、赤タマネギ、高菜。ランチには生春巻き、もやしとココナッツシュガーで作ったデザートが付く(税別900円)。

 経営する高根沢ナッティヤさんはタイ生まれ。大学院卒業後、オーストラリアに語学留学。現地で知り合った高根沢直樹さんと2003年に結婚し、08年から志木市に住んでいる。「仕事中、子どもが困った時に駆け付けられる」と11年からキッチンカーを始め、4年前に店舗を開業した。

今はアルバイト3人を雇い、店舗とキッチンカー、弁当に対応する。早朝から仕込みをする多忙な日々だが、ナッティヤさんはこう話す。「お客さんにはいいものを作る。アルバイトが困ったときにお互いを気遣う。家族には仕事とのバランスを取る。人に感謝して生きたいんです」

【メモ】タイ料理店「TANON CURRY(タノン・カレー)」

 志木市本町5の13の26、けやきビル1階(電話050・5217・6897)。その他のお薦めは、グリースカレー、ガパオ、カオマンガイ、パッタイ(いずれも税別900円)。火~日曜(午前11時~午後3時、午後6時~同9時)、月曜と祝日は定休。

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