埼玉新聞

 

旧統一教会の関係者、市長を毎年訪問していた 地元議員ら紹介、今後慎重に精査 地元議員が誰か明かさず

  • 清水勇人市長

 さいたま市の清水勇人市長は1日の定例会見で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体が主催する自転車イベント「ピースロード埼玉」の実行委員会関係者が2018~21年にかけて、市を表敬訪問していたと明らかにした。市長は「当時の認識が甘かったと言わざるを得ない。今後は相手方が社会的な問題に関与していないかを慎重に精査していく」と述べた。

 市によると、いずれも7月で、18、19年は清水市長、20、21年は日野徹副市長が応対した。今年は6月20日に表敬訪問の打診を受けたが、安倍晋三元首相の銃撃事件後の7月14日に、相手側から取りやめの連絡を受けたという。

 清水市長は関連団体と認識していたかを問われ、「はっきりした認識は必ずしもなかったが、趣旨などから関連がある可能性があると分かった。自転車のイベントで、議員からの要請もあったので受けた」と説明した。紹介議員については、地元選出の県議、市議として、名前は明らかにしなかった。

ツイート シェア シェア