埼玉新聞

 

あの俊足にあやかれる?! ダチョウの羽根使った工作キット 新座の牧場 卵使ったサブレやアイスも

  • 「だちょう牧場・並木屋」で販売している「ダチョウの羽人形工作キット」(左)と完成品の羽人形

 無料でダチョウやエミューなどと触れ合える新座市池田の「だちょう牧場・並木屋」で、木の枝の土台にダチョウの羽根をペン立てのように挿した工作キット「ダチョウの羽人形」(税込み500円)の販売を始めた。ダチョウの卵を材料にしたパンを製造していた業者がコロナ禍で閉店。販売できなくなったことを受けて、考案した。

 同牧場の代表並木大治さん(52)は「ダチョウは時速70キロで走り、地上の二足歩行の生物では最速。サバンナではチーターの次に速いスピードです。しかも、持久力があり、1時間以上このスピードで走り続けられます。俊足のお守りとしていかがでしょう」と呼びかけている。

 工作キットはダチョウの羽根1本(約15センチ)と土台の木の枝(直径約3センチ、高さ約3センチ)、目玉二つ、リボン一つの4種類で構成。誰でも簡単に作ることができる。

 同牧場は1997年にダチョウの飼育をスタート。現在はダチョウ5羽とエミュー2羽、ウサギ6匹を飼育。地域貢献の一環で、赤ちゃんからお年寄りまで誰でも気軽に動物と触れ合えるように入場無料で運営。07年からは敷地内にバーベキュー場(有料)も併設している。

 事務所内にはお土産用にダチョウの卵を使用したサブレやアイスを販売。06年ごろからは、同様にパンを市内のパン店に依頼し、製造販売していたが、コロナ禍で同店舗が昨年に閉店。販売できなくなったため、キットを狭山市ビジネスサポートセンターと共同開発した。

 同牧場の営業は土曜日(午前11時半~午後5時)と日曜日(午前11時~午後5時)。平日は休園。問い合わせは同牧場(電話048・478・5546)へ。

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