埼玉新聞

 

妻だまされ「トイレに忘れ物した息子」を救うため、自宅に保管された200万円を詐欺師に渡す 夫が被害届

  • 手渡し詐欺、女性被害

 3日午前0時55分ごろ、川島町に住む無職女性(74)の夫が東松山署に、女性が手渡し詐欺で現金200万円をだまし取られたと届け出た。

 同署によると、2日午後1時25分ごろから数回にわたって、女性方に次男などを装う男から電話があり、「トイレに携帯、財布、会社の書類を忘れた。書類をなくしたから、今日中に払うお金がない。上司が半分払うから、残りの半分を立て替えてくれないか」などと告げられた。信じた女性は同4時ごろ、同町内の飲食店駐車場で、次男の部下をかたる男に自宅で保管してあった現金200万円を手渡したという。その後、女性が県内の別の場所に住む次男に連絡し、だまされたことに気付いた。

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