埼玉新聞

 

妻だまされ、夫が気付く…電話で話したのは息子ではなく詐欺師 「息子の上司の息子」に渡した金額2千万円

  • 女性だまされ、2千万円手渡す=幸手市

 幸手署は7日、幸手市の無職女性(73)が現金2千万円をだまし取られたと発表した。

 同署によると、8月30日正午ごろから数回、女性方に長男などを名乗る男から「病院でかばんをなくした」「携帯電話とキャッシュカードが入っている」「盗んだやつが暗証番号を間違えてキャッシュカードが利用停止になり、取引先に金を振り込むことができなくなった」「すぐに980万円準備してくれないか」「金があるなら2千万円欲しい」などと電話があった。

 女性は翌31日午後1時55分ごろ、自宅付近の路上で長男の上司の息子を装う男に、現金2千万円を手渡したが、不審に思った女性の夫が110番した。

 男は20代とみられ、身長160~165センチの痩せ形、白いシャツに黒っぽいズボン姿だった。

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