埼玉新聞

 

小4死亡、未解決…捜査中の元警官、捜査書類を破棄 二審も有罪 母「反省なく保身ばかりで納得できない」

  • 元警部補の控訴を棄却

 熊谷市で2009年に発生した小学4年の小関孝徳君=当時(10)=が死亡した未解決のひき逃げ事件で、県警が紛失した孝徳君の腕時計に関する捜査書類を細断破棄したとして、公文書毀棄(きき)罪の罪に問われた県警交通捜査課の元警部補、須郷宗男被告(64)の控訴審判決公判が7日、東京高裁で開かれた。伊藤雅人裁判長は「自白調書に十分な信用性が認められるとした原判決の判断に誤りはない」などとして、被告側の控訴を棄却。懲役1年6月、執行猶予3年の一審さいたま地裁判決を支持した。

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