肉汁じわーっ 加須の「カフェ&ダイニングバーTomoe」、手作りハンバーグがファン引きつける
2019/05/27/00:00
加須市の東武伊勢崎線加須駅北口から市役所方面に向かい、一つ目の信号を右に曲がると、数軒目に店がある。店内に入ると、デザイナーが手掛けた空間が広がる。昼はランチ、夜は居酒屋として楽しめるモダンな店だ。
マスターの金子信夫(しのぶ)さん(77)とオーナーの信之さん(45)親子の一押しは、1966年の創業時からの定番メニュー「Tomoeランチ」(800円)。手作りハンバーグと魚フライの盛り合わせで、ライスまたはパンが付く。
豚のひき肉で作るハンバーグにはデミグラスソースがかかるが、このソースへのこだわりがすごい。「うちの店の命といってもいい」と信之さん。信夫さんが開発した製法で、創業時から50年以上変わらない味付けが、ファンを長く引きつけている。
ハンバーグを箸で割ると肉汁がじわーっと出てくる。食べるとやわらかな食感。ジューシーさが口いっぱいに広がる。ソースが味を引き立てている。ハンバーグは単品でも頼めるので、夜は違った形で味わいたい。
魚フライはカジキマグロ。レモンの輪切りが付く。傍らには酢キャベツ、ポテトサラダにトマトの切り身。フライはさっくりした食感で、レモンの酸味が合う。全体にバランスの良さを実感した。