熱中症の疑い、女性死亡 畑で倒れ、発見時に呼吸なし 熱中症疑いで今年初の死者、県が予防対策呼び掛け
2019/05/28/00:00
県は27日、熱中症の疑いで羽生市の女性(88)が死亡したと発表した。県消防防災課によると、自宅敷地内の畑で倒れているのをケアマネージャーが発見し、110番通報した。女性は発見時に既に呼吸はなく、搬送先の病院で死亡が確認された。熱中症の疑いで死者が出たのは今年初めてで、昨年(7月2日)より1カ月以上早い。
女性は夫と2人暮らし。同日は午前9時ごろ、女性の夫を迎えにケアマネージャーが自宅を訪問。午後2時50分ごろ、夫と共に施設から自宅に戻った際、畑で倒れている女性を発見した。
同日に熱中症の疑いで搬送されたのは38人で、4月29日からの累計では223人に上る。熊谷地方気象台によると、熊谷ではこの日、5月の観測史上最高気温となる36・2度を記録した。県は小まめな水分補給やエアコンを上手に使うなど、熱中症予防対策を呼び掛けている。