埼玉県などは13日、新型コロナウイルスの感染者を新たに2982人確認したと発表した。感染者数が3千人を下回ったのは7月12日以来、63日ぶり。感染者の内訳は県発表が1451人、さいたま市1093人、川口市が221人、川越市97人、越谷市120人。死者は18人確認された。

　これまでに確認された感染者は113万1300人（チャーター便帰国含む）、死者は2286人（13日午後7時現在）。

　12日夜時点の重症者は16人、感染者の入院は961人、ホテル療養384人、自宅療養2万3357人。退院・療養終了は109万7587人。

　県によると60～80代の男性11人が死亡した。県管轄で詳細が判明した感染者は未就学児～90代の男女1451人、みなし陽性者は55人。クラスター（感染者集団）関連では、これまでに感染が確認されていた医療機関などの計8件で1～3人が感染した。加えて新たに国立機関など計3件で5～12人が感染した。会食で感染が疑われるのは10、20代の男女3人。ワクチンを4回接種していた20～90代の男女76人、3回接種していた10～90代の男女434人、2回接種していた未就学児～90代の男女206人が感染した。

　県教育局によると、県立川口工業高校で生徒14人と教職員7人が感染し、16日まで学校閉鎖とした。ほか県立学校22校で児童生徒77人と教職員3人が感染し、学年閉鎖5件と学級閉鎖を29件実施した。

　さいたま市によると、70～90代の男女6人が8月1日～今月9日に死亡した。感染が判明したのは10歳未満～100歳代の男女1093人。

　川口市によると、80代女性が7日に死亡した。新規感染は10歳未満～90代の男女221人。

　川越市によると、未就学児～90代の男女97人が感染した。みなし陽性者は1人。

　越谷市によると、新たに感染が判明したのは10歳未満～80代の男女120人。みなし陽性者は3人。市内医療機関でクラスターが発生し、患者20人と職員12人の計32人の感染が判明した。