埼玉県などは15日、新型コロナウイルスの感染者を新たに5797人確認したと発表した。感染者の内訳は県発表が3810人、さいたま市871人、川口市が524人、川越市260人、越谷市332人。死者は10人確認された。

　これまでに確認された感染者は114万3135人（チャーター便帰国含む）、死者は2314人（15日午後7時現在）。

　14日夜時点の重症者は21人、感染者の入院は880人、ホテル療養348人、自宅療養1万9979人。退院・療養終了は110万7657人。

　県によると70～90代の男女8人が死亡した。県管轄で詳細が判明した感染者は未就学児～90代の男女3810人。うち、みなし陽性は135人。クラスター（感染者集団）関連では、これまでに感染が確認されていた医療機関などの計16件で1～7人が感染したほか、新たに小中高校など計2件で各7人が感染した。会食で感染が疑われるのは未就学児～60代の男女25人。ワクチンを4回接種していた20～90代の男女295人、3回接種していた10～90代の男女1208人、2回接種していた未就学児～90代の男女691人が感染した。

　県教育局によると、県立学校22校で児童生徒139人と教職員2人が感染し、学年閉鎖6件と学級閉鎖を21件実施した。

　さいたま市によると、40代女性が8日、80代男性が11日に死亡した。40代女性は基礎疾患があったという。感染が判明したのは10歳未満～90代の男女871人。

　川口市によると、新規感染者は10歳未満～90代の男女524人。

　川越市によると、未就学児～90代の男女260人の感染を確認した。うち、みなし陽性者は7人。市内の認知症対応型グループホームでは6～13日にかけて、70～90代の入所者13人（男性4人、女性9人）と職員5人（男性4人、女性1人）の計18人の陽性が判明。14日にクラスターと認定された。

　越谷市によると、新たに感染が判明したのは10歳未満～90代以上の男女332人。うち、みなし陽性者は8人。老人保健施設でクラスターが発生し、入所者41人と職員7人の計48人の感染が判明した。