埼玉新聞

 

<ランチ>驚きのアレンジ!カレー南蛮+チーズ+かき揚げ餅 白岡・そば処更科 ご当地グルメを冬仕様に

  • カチョカヴァッロチーズのカレー南蛮

  • 45年にわたり店を切り盛りしてきた更科の東川務さん

 1977(昭和52)年開店。白岡駅東口かいわいの老舗。店を切り盛りしてきた東川務さん(76)は「お客さんが喜ぶと思うことは何でもやってきた」と店の歴史を振り返る。

 自慢のそばは長野県安曇野産むき実を石臼で自家製粉し「ひきたて、打ち立て、ゆでたて」にこだわる。天ぷら油は玉締め一番搾りごま油を使用。「人気店を回り勉強は怠らない。味に関しては一切妥協しない」

 「シラオカ麺」は白岡市と市内飲食店がまちの魅力発信に向け提供するご当地グルメ。更科では冬仕様として地元の野菜を使った「カチョカヴァッロチーズのカレー南蛮」(1045円)を提供。カレー南蛮そばにチーズともちのかき揚げを合わせた逸品だ。ランチは、季節の野菜天せいろ(1045円)殻付き海老天ぷら定食(1210円)も人気。

 福井県出身、上京し同郷の知り合いに誘われそばの道に。当初春日部の店を任されていたが、白岡駅東側で新店を構えた。「当時駅に東口はなく、そば屋は駅西側に2件だけ。ファミレスやコンビニもなく、飛ぶように売れた」。出前、宴会、バスでの送迎を開始し、店を大きくした。

 東川さんは「アレンジはするけど味は落とさない。お客さんを第一に考えれば答えはおのずと後からついてくる」と信念を述べた。

 【メモ】そば処更科 白岡市小久喜1188の9(電話0480・92・7191)営業時間午前11時~午後3時、午後5時~午後8時。毎週火曜、第3水曜休み。

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