埼玉新聞

 

技術者の卵が集結!鉄橋模型の出来栄え競う「ブリコン」 ものつくり大勢「美観部門」で優勝、準優勝

  • 美観部門で優勝と準優勝の好成績を収め喜ぶものつくり大学の学生たち

 鉄橋模型の設計や製作を競う「第13回Japan Steel Bridge Competition 2022」(以下ブリコン)が、行田市のものつくり大学で3年ぶりに会場形式で行われ全国の大学・高専から17校20チーム総勢160人の学生が集い腕を競った。

 ブリコンは国内の土木構造、特に鋼構造研究に携わる学識経験者の有志が立ち上げた大会で、鉄橋模型に対して計画・設計・製作・架設の全ての工程を通じ全国の大学生と高専生の間で競い合う。

 ものつくり大学からは技能工芸学部建設学科・大垣研究室のAチーム(4年生)が美観部門で優勝、同Bチーム(3年生)が同部門で準優勝と好成績を収めた。特に橋梁模型は、鋼材の加工のこだわりや、その仕上がりの美しさが高く評価された。

 優勝したAチーム所属の後藤七海さんは「鋼材からはみ出た部材を削り、きれいに仕上げる努力をした。塗装にもこだわり10回ほど塗り重ねた。大会までに準備が間に合い、完成させることができ本当に良かった」と優勝の喜びをかみしめた。

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