スギ花粉、昨年の2・1倍か…過去4番目に多い量 県が雄花の状況を調査「花粉飛散情報の確認を」
2019/01/11/00:00
県寄居林業事務所は10日、スギ花粉の発生源となる雄花の推定数が例年の1・7倍となり、県で調査を開始した2001年以降で4番目に多い量になると発表した。昨年度比では2・1倍に相当するという。
同事務所は、18年12月3~5日に、秩父市や飯能市、小鹿野町など、JR八高線以西の3市8町1村の45地点で雄花の着生状況調査を実施。各調査地点ごとに40本のスギを選び、計1800本の状況を調べたところ、32・6%で枝葉の全面に雄花が着生し、50・8%で枝葉のほぼ全面に雄花が着生していた。
同事務所は「昨年6~8月の夏場の気温が高くて日照時間も多く、降水量が少なかったことが影響している」と分析。花粉の飛散については「飛散前後の天候や飛散時の風速、風向などの気象条件によって地域ごとに異なるので、花粉飛散情報を確認してほしい」と呼び掛けている。