埼玉新聞

 

高級ステーキなど味わえる「肉汁まつり」、久喜で開催 レストランや居酒屋が出店、好評で長蛇の列

  • 超高級ステーキ重を買い求め長蛇の列

 肉料理を提供している久喜市内のレストランや居酒屋などが揃い、高級ステーキなどが味わえる「肉汁まつり」が同市の久喜駅東口駅前広場で開かれた。

 久喜青年会議所(林欣也同理事長)が、「まちに活気を」と企画した。高級ステーキなどが手ごろな価格で提供され各店のブースは長蛇の列。1200人が来場し好評だった。

 さいたま市や越谷市など同市周辺や大型店舗に多くの客が集中し、同駅周辺など、中心市街地の空洞化の活性は同市でも大きな課題。

 中心市街地の空洞化に「このまま何もしなければ、駅前商店街は、シャッター通り化し、まちが衰退してしまう」と、危機感を抱いたのが久喜青年会議所。地域の魅力を創出し、集客につなげ、まちを活性化するイベントとして企画した。

 「肉汁まつり」では、高級ステーキを提供している店やアメリカ製薫製機で焼き上げた肉料理が楽しめる店など10店舗が出店。

 夫と訪れた同市の仲山朝子さんは、「日ごろ、気になっていた店の味を手軽に楽しめたのが良かった。食べてみておいしかったので、実際に店舗に行ってみようと思う。来年も是非企画してほしい」と満足した様子だった。

 会場に駆け付けた梅田修一市長は「市内に点在する名店を一堂に集めた良い企画。市としても、JCのような若い方々の活力を生かしながら、市の魅力をどんどん発信し、地域活性化につなげていきたい」と激励した。

 久喜市は、市内5駅周辺の市街地活性化を図るため、「用途地域検討事業」「久喜駅周辺まちづくり推進事業」を新規事業として約1600万円を2019年度予算に盛り込み、土地の高度利用促進や市街地の整備を推進していく方針。

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