「若田さんの行くところ」も…夜の校庭でISSや月など観察 さいたま見沼小で天体観望会
2022/10/02/00:00
さいたま市立見沼小学校で9月30日夜、天体観望会が開かれ、同校児童と家族ら約300人が参加した。校庭に5台の天体望遠鏡が準備され、月、木星、土星を中心に観測。同市出身の若田光一宇宙飛行士が、10月から滞在予定の国際宇宙ステーション(ISS)も見ることができた。
若田さんと交流のある佐藤俊夫校長が、月のクレーターや星座、1等星などを解説。子どもたちは望遠鏡で、木星のしま模様や四つの衛星、土星の輪などを観測した。ISSは午後7時過ぎに空を通過し、佐藤校長が「若田さんは乗っていませんが、北の空をゆっくりと動いています」と説明していた。
同小5年の小堺俊明さん(10)は、星座や宇宙が好きで自宅マンションからよく見ているという。今回初めて観望会に参加して木星の衛星のほか、ISSも見た。「若田さんがこれから行くところだなと思った。星はきれいだった」と話していた。