埼玉新聞

 

迫力のスターマイン!埼玉・上尾橘高校・文化祭フィナーレで 今年で創立40周年 生徒ら一生の思い出に

  • 薄暮の空に舞った「橘祭」フィナーレの打ち上げ花火=上尾市平方の県立上尾橘高校

 県立上尾橘高校(秋谷美保校長、生徒357人)で1日、文化祭「橘祭」が行われ、後夜祭メインイベントの打ち上げ花火160発が夕暮れの空に美しく咲いた。

 同校は今年創立40周年。新型コロナウイルス感染防止のため、記念式典の開催を見合わせ、代わりに地域の人たちなどへの感謝を込め、創立記念を祝す打ち上げ花火を文化祭のフィナーレとして生徒会が企画した。

 同校では、一昨年は文化祭が中止、昨年も校内のみで一般公開ができなかった。今年は前年度分の予算繰り越しに加え、PTA後援会が創立40周年記念の予算を計上し、打ち上げ花火が実現した。

 3年生で生徒会長の佐々木彩来さん(17)は「私自身一般公開される最初で最後の文化祭。皆に楽しんでもらえるよう準備を張り切った。後夜祭の花火は一生の思い出になります」と話した。

 午後5時半、校庭には花火を心待ちにする生徒らが集まり、佐々木生徒会長の呼びかけでカウントダウン。単発の花火が30発続いた後、スターマインが連続で130発打ち上げられると観客たちは大きな歓声を上げ、拍手した。

 15分ほどで終了すると、生徒らは「すごくきれいだった。学校で打ち上げ花火なんてうれしい」「音が大きくてびっくり。迫力があった」と目の前で打ち上げられた花火に興奮冷めやらぬ様子だった。

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