下品な言葉…元市議にセクハラされた女性、さらに元市議が提訴するので反訴 最後は元市議が謝罪、和解成立
2022/10/07/00:00
2018年5月、川越市の30代女性職員が新井喜一元市議からハラスメントを受け、精神的苦痛を負ったとして、損害賠償などを求めた民事訴訟は東京高裁で和解が成立したことを6日、女性職員の弁護団が明らかにした。和解の金額は明らかにしていない。
元市議は、自宅で開かれた酒席で下品な言動を繰り返すなどしたとして、18年9月に女性から処分を申し入れられ辞職。元市議は身に覚えがなく名誉毀損(きそん)に当たるとして提訴し、女性が反訴した。さいたま地裁川越支部は今年1月13日、元市議の請求を棄却し、110万円の支払いを命じていた。
弁護団によると、元市議は控訴し裁判中だったが、複数回のハラスメント行為を認め、謝罪を申し入れるなどの意向を示したという。
女性職員は「和解が成立し、ほっとしている。二度とハラスメントなどされないよう、深く反省していただきたい」と弁護士を通じてコメントした。