埼玉新聞

 

浦和、大槻体制で再出発 槙野「生まれ変わった姿見せる」、興梠「大槻さんの下で結果」 1日、川崎戦

  • 非公開練習後、ジョギングで汗を流した浦和の大槻監督(左)と平川コーチ=31日午前、さいたま市内

 リーグ4連敗中の浦和は1日、アウェーで昨季王者の川崎と顔を合わせる(19時・等々力)。

 チームは31日、さいたま市内で約1時間30分の非公開練習を実施。29日の就任会見で「いい準備をすることがわれわれの責任」と決意を語った大槻新監督は、全体練習後にピッチをジョギングして汗を流した。

 報道陣の取材に応じた槙野は「雰囲気や練習内容は大きく変わった。生まれ変わった姿を見せなければいけない。どんなメンバーが出ても結果を出せるように」と再出発を掲げた。

 岩波は「戦う部分、最後まで諦めない姿勢を見せたい。広島戦では0―2になって下を向いてしまったが、プロである以上やってはいけない。いい流れで中断期間を迎えたい」と連敗脱出への意気込みを口にした。

■にじむ責任感「申し訳ない」/興梠

 「申し訳ない気持ち。鹿島以上のタイトルをレッズで取らせてあげたかった」と誰より強く感じているであろう監督交代への責任感をにじませ、「これがプロの世界。しっかり受け止めて大槻さんの下で結果を出す」と前を向く。

 「自分たちの時間を長くしようとする意図が感じられた」と3日間の非公開練習を振り返り、興梠自身も「ハードワークだけでは良くならない。奪った後に自分たちの時間をつくらないと、守備だけの時間が続いてしまう」と改善点を挙げた。

■薫陶受け活躍誓う/西川

 リーグ4連敗中の苦境にも「ゴールキーパーの活躍次第でチームを救える」と力を込める。「元々できていたことができていないと。1対1で負けない、気持ちを見せる、サッカーの本質的なところを指摘された」と新指揮官の薫陶を受け止める。

 「力のあるチーム。しっかりとした土台が築き上げられている」と警戒する川崎戦に向け、「一人一人が責任を重く受け止め、サポーターに安心感を与えられるプレーをしなければいけない」と表情を引き締めた。

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